webアクセシビリティとは
さまざまなユーザが、さまざまなデバイスから、さまざまな状況で、Webコンテンツを利用できるようにと定められた規格です。
webアクセシビリティの規格としては、W3Cが定めたものや、企業が独自に制定したものまだ多種に渡ります。
日本の国家標準であるJISも、規格番号JIS X 8341-3、規格名称「高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス―第3部:ウェブコンテンツ」を制定しています。
ウェブアクセシビリティ基盤委員会が、JIS X 8341-3の理解と普及を促進、かつウェブアクセシビイティを高める為の基盤構築などさまざまな活動を行なっています。
ウェブアクセシビリティ基盤委員会
JIS X 8341-3:2016が最新
JIS X 8341-3は適宜改正されています。
2022年5月現在、2016年3月に改正されたJIS X 8341-3:2016が最新版となります。
JIS X 8341-3:2016 解説|ウェブアクセシビリティ基盤委員会
JIS X 8341-3にはレベルがある
JIS X 8341-3:2016にはレベルA、レベルAA、レベルAAAの3つのレベルがあります
ガイドラインには61の達成基準があり、それぞれにA(最低レベル)、AAまたはAAA(最高レベル)の3つのうち、いずれかのレベルが割り当てられています。
レベルAはWebアクセシビリティの基本的な事項が設定されており、レベルAAはレベルAよりも細かい設定がされています。
レベルAAAに関しては、特殊な状況でのWebアクセシビリティを規定している為、レベルAAAを達成するWEBサイトはほぼありません。
通常であればレベルAAを目指すことになります。
JIS X 8341-3レベルAA対応手順
サイト制作時からJIS X 8341-3レベルAAを考慮して設計することが望まれますが、実はなかなか困難な作業です。
弊社の場合、サイトをデザインし、さらにコーディングしてから、チェックします。
チャックで問題がある箇所を地道に直していきます。
事前にJIS X 8341-3レベルAAを考慮しても、コーディング後にチェックすると必ず改修箇所が出てきます。
サイトを制作してからチェックすることで、改修作業は1回で済みます。
最近、Webアクセシビリティ対応を希望されるサイト様が増えてきました。
ユーザーに快適なUI(ユーザビリティ)を提供したいと、一段階意識が高まった企業様が増えたようです。
Webアクセシビリティ対応はサイト制作とは別にコストが発生しますが、より多くの方に御社サイトを利用して頂けることを思えば、それほど高いコストではないような気がします。
投稿者プロフィール
- EC-CUBE、WordPressをメインに担当しています。
最近、Movable Typeの案件が増えてきたので、MTを勉強中です。
ネイビー色が好きでnavyという名前をよく使うけど、navy=海軍好きで時々勘違いされて困っています。
確かに軍モノ古着は好きですが。。。
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