ECサイトにとって在庫切れは機会損失
お客様は商品を購入する為にECサイトを訪れます。
しかし、商品が在庫切れだった場合、お客様は商品を買わずECサイトを離脱します。
ECサイトにとって在庫切れは機会損失です。
商品の在庫さえあれば売り上げになる訳ですから、ECサイトにとって在庫管理は命運を左右すると言っても過言ではありません。
在庫切れを次のチャンスに活かす入荷お知らせメール
かと言って、過剰在庫はECサイトの利益を圧迫しますから、一時的な在庫切れは許容範囲としているECサイトがほとんどではないでしょうか。
入荷お知らせメール機能があれば、商品の在庫がなくてもお客様は入荷通知を希望し、入荷を待つことが可能です。
お客様に入荷を待って頂けるので、ECサイトとしては機会損失を防ぐことができます。
在庫がある場合は「カゴに入れる」ボタンが表示される
商品の在庫がある場合、「再入荷通知を希望」ボタンは表示されず、「カゴに入れるボタン」が表示されます。
在庫がない場合は「再入荷通知を希望」ボタンが表示される
商品の在庫がない場合、「再入荷通知を希望」ボタンが表示されます。
その代わり、「カゴに入れるボタン」は非表示になります。
商品が入荷されれば、お客様にお知らせメールが届く
入荷お知らせ機能は在庫がゼロから更新されれば(商品が入荷されたら)、入荷通知を希望していたお客様に自動でメールを送信します。
お客様にメールで入荷をお知らせすることで、今まで損失していた機会を防ぐことができます。
入荷お知らせメールでアップセルやクロスセル
また、入荷メールを見てお客様はECサイトに訪れますので、他の商品を購入する可能性もあります。
その為、入荷お知らせメールで他の商品を紹介することも可能です。
再入荷した商品の類似商品や関連商品をメール内に記載しておくことで、アップセルやクロスセルに繋がります。
再入荷の数量を判断し易い
入荷通知を希望しているお客様の数を把握できる為、発注数の目安になり過剰発注を防ぐこともできます。
余剰在庫のリスクを防げるのはありがたいですね。
高機能な再入荷通知メール機能
以上のように、再入荷通知メール機能はECサイトでは必須の機能です。
先日、高機能な入荷お知らせ機能をEC-CUBEに実装しましたので、ご紹介致します。
機能概要
在庫切れの場合、商品ページで再入荷お知らせメールを希望することが可能
在庫切れの場合、「再入荷」と表示されクリックするとメールアドレス入力欄が表示されます。
もちろん、規格(SKU)にも対応している為、規格(SKU)ごとに設定することが可能です。
入力情報は、メールアドレスと氏名となります。
もちろん、カスタマイズ可能です。
この際、入力されたメールアドレスで会員か否かをチェックし、会員であれば会員である旨を情報としてデータベースに格納します。
再入荷通知を希望している方の一覧を閲覧することが可能
管理画面>商品管理>商品マスター>詳細画面で再入荷通知希望者の一覧が表示されます。
一覧の表示項目は、
- メールアドレス
- 氏名
- 会員区分(会員の場合、”会員”と表示)
尚、氏名は商品ページで入力された氏名を表示します。
例えば、会員情報の氏名と異なった氏名が入力された場合であっても、商品ページで入力された氏名を表示されます。
再入荷通知を希望している方の一覧をCSVファイルでダウンロードすることが可能
管理画面>商品管理>商品マスター>詳細画面で希望者一覧をCSVでダウンロードすることができます。
CSV項目は、
- メールアドレス
- 氏名
- 会員区分(会員の場合、”会員”と表示)
在庫切れ商品の在庫数を入力すると同時に、希望者にメールが一斉送信
管理画面>商品管理>商品マスター>詳細画面で在庫数に値を入れれば、再入荷を希望している型にメールが一斉に送信されます。
尚、一度メールが送信された方の情報はクリアされ、再度送信されることはありません。
マイページに再入荷通知を希望した商品を表示する
マイページに再入荷通知を希望した商品を表示することも可能です。
会員はどの商品の再入荷通知を希望しているかを一覧で確認することができますし、通知が必要になくなった商品を削除することもできます。
マイページから商品を削除すると、該当商品が再入荷されてもメールが届くことはありません。
商品管理画面で再入荷通知の希望有無が確認できるカスタマイズ
EC-CUBEの管理画面>商品管理で再入荷通知の希望有無や希望ユーザーを確認できるようカスタマイズすることも可能です。
以下の記事で詳細を紹介しています。
投稿者プロフィール
- サンクユーのEC-CUBE先生。
EC-CUBEのカスタマイズをし出して早15年。
難易度の高いカスタマイズもお任せ。
2系、3系、4系すべて対応可能。
実はjavaでの業務システム開発がエンジニア人生のスタート。
PHP、Perl、フロントエンド開発、Movable Type、Wordpressも得意という万能エンジニア。
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