プラグインとは
プラグインとは、インストールすることで簡単にシステムを機能拡張できるプログラムです。
通常、システムに機能を追加する為には開発作業が必要ですが、プラグインはインストールするだけで機能が拡張できます。
その為、プラグインを利用すれば開発工数や開発コストを省けます。
どんなシステムでもプラグインで機能拡張ができる訳ではありません。
プラグインを利用できるようにシステムが設計・開発されている必要があります。
EC-CUBEのプラグイン
EC-CUBEはプラグインが利用できるよう設計・開発されています。
プラグインで様々な機能をEC-CUBEに追加できます。
EC-CUBEのプラグインはオーナーズストアで公開されている
EC-CUBEのプラグインはオーナーズストアで公開されています。
オーナーズストアに会員登録をすればプラグインをダウンロードできます。
様々なプラグインがある
EC-CUBEには様々なプラグインが存在しています。
- デザインテンプレート
- 決済
- 集客
- 販売促進
- 顧客管理
- 物流在庫管理
- SNS機能
プラグインを利用することで、上記の機能をEC-CUBEに追加することが可能です。
EC-CUBEの各バージョンに対応したプラグインがある
EC-CUBEは2.13系、3系、4系の3つのバージョンが公開されています。
各バージョンはシステム互換性がない為、プラグインも各バージョンに対応したものでなければ利用できません。
プラグインを利用の際は、バージョンが適合しているかを必ず確認してください。
プラグインには有料版と無料版がある
EC-CUBEのプラグインは有料と無料があります。
無料プラグインは基本的な機能が多い印象ですが、中には有料でも良いと思えるプラグインもあります。
無料プラグインだけでもECサイトを構築することはできます。
有料プラグインは高機能なものが多く、高機能なECサイトを構築する場合は欠かせません。
プラグインのメリット
プラグインのメリットをご紹介します。
EC-CUBEの制作費用を抑えることができる
プラグインを利用すれば独自開発するよりも、費用を抑えられます。
例え有料のプラグインであっても、同一機能を開発するよりも明らかにコストは抑えられます。
短いスケジュールでEC-CUBEを制作できる
プラグインをインストールすれば、すぐに機能が利用できます。
プラグインは開発工数が発生せず、スケジュールの短縮が可能です。
短い期間でECサイトを構築できます。
プラグインのデメリット
プラグインのデメリットです。
プラグインの仕様に従う必要がある
プラグインはあらかじめ仕様が決まっています。
希望する仕様とプラグイン仕様が異なる場合、プラグインの仕様に従う必要があります。
プラグインを改修することも可能ですが、アップデートができないなど弊害もありおすすめしません。
プラグインにも不具合が存在する
プラグインにも不具合が存在することがあります。
有料のプラグインであっても同様です。
プラグインに不具合があった場合、開発元が迅速に対応するとは限りません。
有料プラグインでもすぐに対応して貰える可能性は小さく、無償なら尚更のこと不具合対応に時間を要します。
他の開発会社に不具合修正を依頼しても、プログラムを解析・調査する必要があるので、不具合対応に多くの工数・コストが掛かる可能性もあります。
弊社ではプラグインの不具合、他の制作会社が構築したEC-CUBEの不具合も対応可能です。
不具合でお困りの際はお気軽にご相談くださいませ。
プラグインのエラーが発生する
プラグインのインストール時・アップデート時・有効化時にエラーが発生することがあります。
プラグイン・エラーはシステムに精通している方でないと対応が困難な場合が多いです。
EC-CUBEのプラグインのインストール方法
プラグインのインストール方法は2種類あります。
オーナーズストアで購入する場合
EC-CUBEオーナーズストアでプラグインを購入すると、「EC-CUBE管理画面>オーナーズストア>プラグイン>プラグイン一覧」に購入したプラグインが表示されます。
この時点ではステータスが無効になっていますので、有効にすることでプラグインを利用することができます。
プラグインによっては有効化だけでは利用できず、設定が必要なものがあります。
設定が必要なプラグインの場合、マニュアルに則って設定を行います。
EC-CUBE管理画面から入手する場合
「EC-CUBE管理画面>オーナーズストア>プラグイン>プラグインを探す」でプラグインを検索することができます。
検索結果に表示されたプラグインを入手することで、「EC-CUBE管理画面>オーナーズストア>プラグイン>プラグイン一覧」に入手したプラグインが表示されます。
ステータスが無効になっていますので、有効にすることでプラグインを利用することが可能になります。
プラグイン導入の際のチェックポイント
プラグイン導入時のチェックポイントを下記致します。
プラグインが対応しているEC-CUBEのバージョンを確認する
EC-CUBEにはバージョンが複数存在します。
2.13系・3系・4系です。
3つのバージョンはシステム的に互換性がありません。
プラグインもそれぞれのバージョンごとに開発されており、EC-CUBEのバージョンに対応していないプラグインは動作しません。
必ずEC-CUBE対応バージョンを確認の上、プラグインを利用してください。
尚、マイナーバージョン・レベルで未対応の場合は、プラグインを改修することで利用できる可能性があります。
以下は、EC-CUBE2.13.2まで対応しているプラグインを、EC-CUBE2.13.5に対応させた例です。
プラグインの仕様をしっかり理解する
導入前にプラグインの仕様をしっかり理解しておく必要があります。
その為にはプラグイン開発元が提供している資料やマニュアルを読んでください。
可能であれば、テストサイトにインストールして実際の動きを確かめることをおすすめします。
仕様を正確に理解しないまま導入してしまうと、トラブルの元になります。
プラグインの導入実績
プラグインがどれくらいインストールされているかも大切です。
導入実績が多いということは、そのプラグインが使い勝手がよいという証拠です。
また、多くのサイトで利用されているプラグインは不具合がない安全と判断できます。
プラグイン開発元
プラグイン開発元がどのような会社かを調べてください。
EC-CUBEの制作実績、プラグインの開発実績、問題があった場合に迅速に対応して貰えそうか、などを見ます。
アップデート頻度
EC-CUBE本体のアップデートがあれば、都度プラグインも対応させる必用があります。
また、不具合の対応が随時行われているのか、などプラグインのアップデート頻度を確認します。
プラグインの更新頻度はEC-CUBEオーアナーズストアのプラグイン・ページで開示されています。
投稿者プロフィール
- 関西大学卒業後、東証プライム上場企業ゼネコンにて人事総務業務に従事。
幼少よりモノ作りが好きだったこともあり、「モノを作る仕事がしたい」という思いからシステムベンダーへ転職。
システムベンダーでは、IBMオフコンAS400で金融、物流、販売管理、経理、人事総務などのシステムを開発。
台北に駐在し遠東國際商業銀行のシステム構築プロジェクトへの参画など貴重な経験を積む。
10年間で、プログラマ、SE、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーを務め、「システムの質は要件定義の質に比例する」と学ぶ。
その後、クレジット決済代行会社にヘッドハンティングされる。
決済システムの再構築、国内外の銀行システムとの接続、クライアントの会社サイト制作・ECサイト構築を行う。
一方、組織改革を任され、20名から60名へ会社規模を拡大させる。(退任時役職:常務取締役)
2008年クリエイティブチーム・サンクユーを立ち上げ、2010年に法人化し株式会社サンクユーを設立。
クライアントの業界、取扱商材、ターゲット顧客を理解・分析することで、結果が出るWEBサイトを制作することを得意とする。
また、ECサイト構築・運営への造詣も深く、NTTレゾナント株式会社が運営するgoo Search Solutionでコラムを執筆。
ECマーケティングレポート | goo Search Solution
■趣味・好きなもの
BMW / WRC / ロードバイク / RIZIN / Bellator / UFC
David Bowie / blur / MUSE / TheRollingStones / XTC
機動戦士ガンダム(ファースト) / 富野由悠季
ベルセルク / 頭文字D / 進撃の巨人 / ジョジョの奇妙な冒険 / あしたのジョー
Mission: Impossible / Memento / ワイルド・スピード / ソナチネ
LOST / Game of Thrones / FRINGE / The Mentalist
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