会員登録フォームの項目の追加・削除・変更
EC-CUBEの会員登録フォームの項目の追加・削除・変更のご要望をよく頂きます。
ECサイトによって必要な会員情報は異なります。
マーケティングの観点からできる限り多くの情報を得たいと思うでしょうし、その一方で入力項目が多いとサイト離脱を招きます。
会員登録時のフォーム項目に関しては検討が必要です。
フォーム項目のカスタマイズ例
会員登録の項目のカスタマイズ例をご紹介します。
項目追加
会員項目の追加例です。
- 会社名(フリガナ):テキスト入力
- 会社の部署名:テキスト入力
- 会社のホームページURL:テキスト入力
- 携帯電話番号:テキスト入力
- どこでECサイトを知ったか:ラジオボタン+テキスト入力
- 業種
- 申請用画像の添付(申請認可制サイトの場合):画像アップロード
など、上記は一例ですが、どのような項目でも追加することは可能です。
例えば、EC-CUBEは規約ページと会員登録フォームが別れています。
会員登録フォーム内に規約を表示し同意ボタンを設置することで規約ページを削除する事例もあります。
項目削除
一方、新規会員登録の項目を極力少なくすることで、会員登録の煩わしさをなくす工夫するECサイトも多いです。
フォーム項目の削除例と致しては、
- お名前(フリガナ)
- 会社名
- FAX
- メールアドレス(確認用)
- 職業
- 生年月日
- パスワード(確認)
- パスワードを忘れた時のヒント
などです。
登録時の項目は極力減らし、登録後にマイページで他の項目を入力して貰うサイトもあります。
そうすることで、会員登録の敷居は下げながら、欲しい情報は登録後に入力して貰うことができますので、両者にとってWin Winの仕様です。
項目変更
最後に、フォーム項目の変更例です。
- お名前(フリガナ)をカタカナからひらがなに
- 住所の入力欄を2つから1つにまとめる
- 住所の入力欄を2つから3つにする
- 電話番号の入力欄を1つから3つにする(3つから1つにする)
- 職業の内容を変更する
- パスワードを忘れた時のヒントの質問の内容を変更する
- メールマガジン送付についての内容を変更する
「お名前(フリガナ)をカタカナからひらがなに」「住所の入力欄を2つから1つにまとめる」「住所の入力欄を2つから3つにする」「電話番号の入力欄を1つから3つにする(3つから1つにする)」などは、基幹系システムがそのような管理になっているため基幹系システムに合わす形で変更することが多いです。
会員情報だけでなく一般的に基幹システムを改修するよりもEC-CUBEを改修する方がコストが安いので、EC-CUBEへの改修要望は増えがちです。
このように会員登録項目の増減・変更は比較的容易に可能です。
ただ、単純に項目の増減・変更だけでなく、管理機能やデータ連携まで含めての改修になるとそれなりに工数は発生します。
チェック処理の変更
尚、項目の追加・削除・変更の他に、入力項目に対するチェック処理の改修のご要望もあります。
- 入力必須チェックをなくして、必須項目を任意項目にする
- 入力必須チェックを追加して、任意項目を必須項目にする
- [確認]ボタンをクリックした時点でチェックするのではなく、カーソルを移動した時点で即時チェックする
最後の即時チェックはユーザビリティが向上しますので、導入するECサイトは多いです。
以上、会員登録フォームのカスタマイズについてでした。
会員情報の重要性を理解しているECサイトほど会員登録フォームにこだわる傾向にあります。
本コラムを参考にいろいろとご検討ください。
投稿者プロフィール
- EC-CUBE、WordPressをメインに担当しています。
最近、Movable Typeの案件が増えてきたので、MTを勉強中です。
ネイビー色が好きでnavyという名前をよく使うけど、navy=海軍好きで時々勘違いされて困っています。
確かに軍モノ古着は好きですが。。。
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