EC-CUBEはプラグインで機能を追加できる
EC-CUBEはプラグインで機能を追加することができるECシステムです。
機能を追加したい場合に、プログラム開発が不要で、プラグインをインストールすることで実現できます。
しかし、欲しい機能がプラグインになければ、EC-CUBEをカスタマイズして機能を実装する必要があります。
欲しいプラグインがなければ、プラグインを開発することが可能
欲しいプラグインがなければ、EC-CUBEをカスタマイズすることになりますが、実はプラグインは誰でも開発することが可能です。(もちろん、プログラミングのスキルがあることが前提条件です。)
EC-CUBEは開発者向けのドキュメントを公開しており、その中にはプラグイン開発に関するものもあります。
詳細はドキュメントを参照頂くこととして、プラグインの開発手順は以下となっています。
プラグインの開発手順
EC-CUBEのプラグインを開発する手順です。
- EC-CUBEをローカル環境にインストールする。
※PHPがコマンドラインで実行できることが条件。 - プラグインの雛形を生成する。
- プラグインをインストールする。
- プラグインを開発する。
- プラグインが正常に動作するかテストする。
- プラグインのパッケージングを実施する。
参考:
プラグインを開発する|EC-CUBE 4 開発者向けドキュメントサイト
プラグイン仕様|EC-CUBE 4 開発者向けドキュメントサイト
プラグインとカスタマイズの違い
EC-CUBEに機能を追加する方法として、プラグインとカスタマイズの2パターンがあります。
プラグインは、EC-CUBEにインストールして機能を追加するプログラム
プラグインは、EC-CUBEにインストールして機能を追加するプログラムです。
一度プラグインを開発すると、複数のEC-CUBEにインストールして利用することが可能です。
また、機能をオン・オフできることもプラグインの特徴で、クリックひとつで機能の有効化・無効化が行えます。
例えば、プラグインに不具合があった場合、無効化すれば機能は使えなくなりますが、不具合でユーザーにご迷惑をお掛けすることはありません。
カスタマイズは、EC-CUBEのプログラムを改修して機能を追加する作業
一方、カスタマイズは、EC-CUBEのプログラムを直接改修して機能を追加する作業です。
1つのEC-CUBEに対してプログラム改修を行う為、プラグインとは異なり他のEC-CUBEに簡単に実装することができません。
また、機能をオン・オフすることはできず、機能の有効化・無効化はプログラマに依頼しなければいけません。
例えば、カスタマイズした機能に不具合があった場合、プログラマが対応しなければずっと不具合がある状態です。
単純な機能はプラグイン、複雑な機能はカスタマイズ
上記を見ると、プラグインの方が便利そうです。
しかし、プラグイン開発はカスタマイズよりも開発工数が大きくなります。
その為、制作会社に依頼した場合、プラグインの方が料金が高くなります。
また、プラグインの方が制限がある為、開発できない機能もありますし、制限をかいくぐる為に無理くり開発してメンテナンス性が失われる可能性もあります。
すべての機能追加をプラグインで行うのではなく、単純な機能はプラグイン、複雑な機能はカスタマイズという使い分けをおすすめします。
EC-CUBEのプラグイン開発を承ります
EC-CUBE公式パートナーでもあるサンクユーは、プラグイン開発とカスタマイズいずれも承っております。
機能追加に際して、プラグイン開発とカスタマイズのどちらがよいかをご提案することも可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール
- サンクユーのEC-CUBE先生。
EC-CUBEのカスタマイズをし出して早15年。
難易度の高いカスタマイズもお任せ。
2系、3系、4系すべて対応可能。
実はjavaでの業務システム開発がエンジニア人生のスタート。
PHP、Perl、フロントエンド開発、Movable Type、Wordpressも得意という万能エンジニア。
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