退会会員の復活機能
退会会員が再度ショップに戻ってくることは日常茶飯事のようにあります。
また、ショップ側が会員が退会した理由を改善すれば、多くの退会会員が戻ってくるでしょう。
新規顧客の場合、注文して貰うには多くのコストが掛かります。
しかし、過去に購入履歴のある会員の場合、再注文して貰うコストは新規顧客に注文して貰うコストよりも格段に下がります。
既存会員へのサポート体制およびリピート購入施策の重要性は、ECサイト運営者様は痛感していると思います。
だからこそ、退会会員の復活機能が今注目されています。
EC-CUBEの退会手続き
EC-CUBEには会員の退会処理があります。
手順としては、MYページの退会手続きから行います。
退会手続き(入力ページ)にある「会員退会手続きへ」ボタンをクリックすると、退会手続き(確認ページ)へ遷移します。
退会手続き(確認ページ)にある「はい、退会します」ボタンをクリックすると退会処理が完了します。
退会後の挙動
会員が退会した後の挙動は、会員側と管理者側それぞれ以下のようになります。
会員側の挙動
マイページにログインすることができなくなります。
その為、過去の注文履歴を見ることができないです。
再度、同じショップで購入するためには、非会員で購入するか、再度会員登録する必要があります。
管理者側の挙動
管理画面>会員管理で退会会員を参照することができなくなります。
なお、過去の注文情報は受注管理画面で参照することが可能です。
ちなみに、会員情報は管理画面で見れないですが、データベース内には情報が保持されていますので、スキルを持っている人であれば閲覧できます。
EC-CUBEには退会会員の復活機能がない
残念ながらEC-CUBEには退会会員の復活機能はありません。
一度退会した会員は新たに会員登録する必要があります。
例え退会前と同じメールアドレスで再登録しても、EC-CUBEでは異なる会員と認識されます。
したがって、同一メールアドレスで再登録してもマイページで過去の受注履歴を見ることができません。
EC-CUBEをカスタマイズして、退会会員の復活機能を実装する
EC-CUBEをカスタマイズすれば、退会会員の復活機能を実装することが可能です。
主なカスタマイズ内容は以下となります。
- 退会完了メールに復活機能へのリンクを設置
- ECサイト上に復活機能を実装
- 管理画面>会員管理画面に復活機能を実装
- 会員を再登録しようとした際に復活可能である旨を知らせる
- 退会後一定期間のみ復活可能とする
以上となります。
ぜひ退会会員の復活機能の導入を検討されてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- サンクユーのEC-CUBE先生。
EC-CUBEのカスタマイズをし出して早15年。
難易度の高いカスタマイズもお任せ。
2系、3系、4系すべて対応可能。
実はjavaでの業務システム開発がエンジニア人生のスタート。
PHP、Perl、フロントエンド開発、Movable Type、Wordpressも得意という万能エンジニア。
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